古民家の井戸端談義が楽しすぎる
バイクは寒い。
あとから教えてもらったんだけど、今時期は特に風が強いらしい。。
前にもいったことのある「ふるさと村」に行った。
玉垣がきれいに残る、昔の民家を保存しているところ。
![イメージ 1](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/S/Sue_t/20191014/20191014204249.jpg)
施設内の庭や建物を見学していると、
古民家から人の声が聞こえるので、入ってみた。
![イメージ 2](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/S/Sue_t/20191014/20191014204259.jpg)
地元のかたがお二人、囲炉裏に火をくべながら、話をしていました。
火が入った囲炉裏を見るのはたぶん初めてで、
めずらしさと寒さで上り込んで井戸端会議?!に入れてもらった。
お茶とお芋と明日葉をいただきながら、
お二人の世間話から、島の歴史の話まで、いろいろお話を聞いた。
あっけらかんと話すお二人の話が面白すぎて、
1時間以上、お茶のお代わりをなんどもいただきました。
![イメージ 3](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/S/Sue_t/20191014/20191014204306.jpg)
古民家の内側は、囲炉裏のけむりで障子も柱も天井も、
囲炉裏の上に空いた穴から見える萱の内側もまっくろ。
囲炉裏で座ってても、目がシパシパします。
飲食店からもらった使用済みのお箸や、古紙、
いえいえ小枝から太い木までその辺にいっぱい転がっているので、
燃料には事欠きません。
囲炉裏に木を入れ、ひっくり返しながら、
掛け合い漫才のような二人との楽しい時間があっという間に過ぎていきます。
ここには毎日シルバーさんが二人、交代で来ていて、
お客さんが来るとおもてなしをしているそうです。
この日はフリージア祭りなんだけど、たまたまほかにお客さんはなく、
3人で囲炉裏にあたって過ごすことができました。
翌日も違う人がいるかな~と思って、
また寄ってみたら、同じお二人がいて、またお茶とお芋と明日葉をごちそうになりました。
「あなた、これを目当てに来てるでしょ!?」
「あなた、行くところがないんでしょ!?」
とつっこまれて、
お昼ご飯はまだだったし、
お二人の話のほうが観光より楽しいから、とばれちゃいました。
![イメージ 4](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/S/Sue_t/20191014/20191014204313.jpg)
部屋の中央には太鼓があって、
島の人は、集まると太鼓をたたくそうです。お祭りじゃなくても!
小さいころから大人と一緒に集まりについていくと、
みんな太鼓を打ち始めるので、太鼓を打つことが特別なことではないそうです。
ベースとなる太鼓を打ち、もう一面はオリジナルで打つ、表面叩き、だそうです。
「あなたも叩いてみたら?」
と言われたけど、なんだか遠慮しちゃいました。
八丈小島から人が引き上げたあと、
残されたヤギが自然繁殖して、木々が食べつくされたので、
ヤギを全部連れてきて、当時はヤギ肉をやたら食べさせられたとか、
そのほか八丈の買い物事情、家庭事情、
いろんなお話を聞けました。
でも一番楽しかったのは、お二人の世間話。
また聞きに行きたい、いや行こう!
是非、井戸端に上がってみてください。楽しいです!
2017年3月24日 ふるさと村