The dialy of my trip

近場から海外まで、旅して見たもの食べたもの感じたことを書いていきます。3年お休みしていました。古い記事もありますが、そんな時代もあったなーとみていただければ嬉しいです。

松代象山地下壕

イメージ 1

イメージ 2

イメージ 3

こんな地下壕があるなんて知らなかった。
一緒に観光していた後輩がぜひ行きたい!と言われて行った。

松代のすこし郊外、山のふもとにその入り口はあった。
受付のお姉さん、「本当は国に管理してもらいたいんですけどね、
国はもってくれないんです」と愚痴をこぼしていた。

ここは、第二次世界大戦末期、軍部が本土決戦の最後の拠点として極秘に掘り進めていた地下壕。
9ヶ月間に300万人の日本人・朝鮮人が強制的に働かせられ掘られたもの。
工事になくなった人も多いそう。
碁盤の目のように掘られていて、全長10キロにも及ぶという。
でも終戦を機に、75%掘られたままで中止になってしまった。

入り口からはいるとひたすらトンネルが続く。しかもうす暗い。
ところどころ鉄柱で天井補強がしてあり、今落盤したら死ぬんだろうな、、、という恐怖感も襲う。

往復1キロの地下壕の観光通路、観光客はヘルメットかぶって進む。
頑丈な岩盤は安全だけど、掘るにも大変な作業だったんだろうな。

地下壕で酔っ払いのおやじ集団に会う。
おじさんたち、わたしより戦争の時代に近いのに、この地下壕で大声で騒ぎまくる愚行に閉口。

こんな広い地下壕を作る日本もバカだけど、
今の日本もアホだなぁとつくづく。
この地下壕はこんな扱いでいいのか?!

2007/10/06 松代象山地下壕