熊野を甘くみてました
あんまり深く考えないで、ちょっとハイキング気分で熊野行きを決めました。
熊野参詣道のもっともポピュラーな中辺路(なかへち)の始点:滝尻につきます。
初日の行程は、滝尻から高原(たかはら)神社までの3.7キロ。
12時前から歩き始めて、まぁ15時くらいにたかはらについて、ごほうびビールでも早々に飲めればいいね~、
なんてお気楽気分なのでした。
で、最初の問題が。
滝尻にはお昼ごはんを食べるところがない、というかご飯がない。
旅行に行ったら地元のものを食べることをモットーとしているので、
お弁当を持っていくなんていう頭はまるでなかった。
滝尻ですでに食いっぱぐれていることに愕然とし、
近くのお土産やさんで、かろうじて「玄米もち(あんこ入り)」と「おかき」をお昼ご飯代わりにと購入し、
熊野古道に入った。
で、次の問題。
熊野古道の入り口から急斜面の上り坂。歩けど歩けど上り坂。
たかはらまでほんの3.7キロ。こんなに疲れるはずではなかったのだが。。。
あとでたかはらの宿の方にきいたら、
入口もきついが、この先もっとキツ上り坂が待っているのでした。
ほんのハイキング気分で行った自分がバカでした。
この中辺路、滝尻から熊野本宮大社まですべてあるいたら、
たぶん私のペースで4~5日はかかりそう。
長い長い中辺路のうち、今回初日滝尻からの3.7キロ、二日目熊野本宮大社までの7.7キロの
ほんの入り口と出口をちょこっと歩いただけなのに、相当ぐったりでした。
こんな長く、アップダウンのはげしい道を好き好んで歩いたなんて、昔の人の健脚にびっくり。
2010/09/25 中辺路:滝尻から高原(たかはら)へ