The dialy of my trip

近場から海外まで、旅して見たもの食べたもの感じたことを書いていきます。3年お休みしていました。古い記事もありますが、そんな時代もあったなーとみていただければ嬉しいです。

明礬温泉泥湯で体も心もぽっかぽか

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さて、いよいよ泥湯:「別府温泉保養ランド」に行く。
大きい町会場のような建物。カギ掛けられる靴箱なのに鍵がついてない。。。まっ、いいか。
1050円払って浴室に入ると、長細い脱衣所の目の前にもう湯船が。

①目の前のお湯は、コロイド湯。
白濁した黄緑色のお湯で、肌を整える効果あり、とのこと。
木造&ところどころ岩張りでレトロな雰囲気。硫黄の匂い満載。
高い窓から指す光でとても明るい。温度もちょうどいい。

②屋内の泥湯。
着くまでの間、いたるところの扉や窓が開いていて、とても寒い。
石膏の色をした泥湯があった。
ぬるい!どろどろしていてちょっと気もち悪い・・・。
これが期待していた泥湯か?と奥を見るとドアが。

③屋外の泥湯。
ドアをあけると、どうやらここから外みたい。さぶい。
屋外への男湯と女湯の通路の仕切りはカーテンのみ。おいおい・・・。
置くの木戸を開くと、泥湯への入り口があった。
石膏色のお湯(じゃないな、泥)の中はまったく見えないので、ゆっくり転ばないように進む。
ここで転んだら、頭から石膏かぶったようになるのは間違いない。
いよいよ外へ、と思ったら、お湯から1メートル位の位置から上に板が張ってある。
何で?と思って、板にぶつからないようにかがんで、肩まで温泉に浸かりながら外に出ると、
温泉の向こう岸を全裸で走っていく、男性2,3人。え・・・・?
一瞬事態が理解できなかった。
そう、混浴だったのです。この泥湯。
女性はまだ、囲いの中からこのお湯に入れるけど、男性は裸で入れってこと。
お湯は石膏色の泥なので中はまったく見えない。立ち上がれば、見えちゃうけどね。
入り口の板は、かがんで入らせるための仕掛けだったと気付いた。
(じゃ、張り紙しとけよ~)
キメの細かい泥が厚く沈殿していて、ふわふわと綿の上にいるみたいな感触。
泥自体が暖かくて、自分の周りの泥を掘ると暖かさが伝わってくる。
男の人がほとんど全裸で慌てて行き来しているのを見ながら、
女でよかったわ~と思った。

山口から来たというおばちゃんに会った。
別府にはもう何度も来てるそうで、お勧めの温泉など教えてもらった。
で、後から入ってきた女性グループと一緒に、
もっといい泥湯が奥にあるからみんなで行ってみようということになった。
当然そこは超混浴に違いない!
手ぬぐいタオルしか持ってなかったわたしは、みんなを見送ろうとしたら、
おばちゃんが「東京からせっかく来たんだから、はいっていきなさい」と
持ってきた乾いたバスタオルを貸してくれた。
おばちゃんは小さいタ濡れたオルで体を包んで。

④もっとキメの細かい屋外泥湯。
もっといい泥湯に向かうために外に出る。
案の定、超混浴。男女それぞれの入り口が板で別になっているものの、
板は激しく穴があいてて、お互い丸見え。
一緒の女性のグループはバスタオル巻いたまま泥湯に入り、入ってからバスタオルをはずしていた。
そうしないと、見えちゃうから。
え、おばちゃんに借りたバスタオル、濡らせないよ、、、と入るのを躊躇していたら、
「いいから入りなさい」とおばちゃん。
ご好意に甘えました。
さっきの泥湯よりもっとキメが細かくってもっと厚く沈殿している。
粘土がお湯に溶けているみたい。座るとおしりにピタッと吸い付く感じ。
やわらかくて気持ちいい。
湯船のエリアは別れているものの、もうすぐそこ男性が。
油断して体がお湯からでないように注意注意。

⑤蒸し湯
そのあとおばちゃんに蒸し湯に連れて行ってもらった。
どこにどういうお湯があるのかまったくわからないので、
本当にありがたかった。
蒸し湯に入ると、となりのおばちゃんは見えるけど、前に座っている人はまったく見えない。
せいろの中の肉まんになった気分。

蒸し湯を出て、おばちゃんと別れた。
あまりにあっさりと別れてしまったので、ちゃんとお礼が言えなかったのが心残り。
もし、このブログを見てくれていたら、、、。
山口のおばちゃん、
持ってきたタオルを全部濡らしちゃってごめんなさい。
でもおかげで泥湯を満喫できました。感謝です。
(ずうずうしいですが)親子のような時を過させてもらってうれしかった。
また、別府で是非お会いすることを楽しみにしています。
お勧めの「青海」という温泉、いつか行きます。
(勝手に”おばちゃん”と呼んでごめんなさい。)

最初の温泉からいい出会いができて、
体も心もポカポカで温泉をあとにしました。
そうそう、ちょっとアドバイス
爪切って入ったほうがいいよ。爪の中が泥だらけになります。
あと、泥にまみれないように、浴場入り口でシャワーキャップくれます。

01/21/2006 in Beppu Onsen Hoyou Land