The dialy of my trip

近場から海外まで、旅して見たもの食べたもの感じたことを書いていきます。3年お休みしていました。古い記事もありますが、そんな時代もあったなーとみていただければ嬉しいです。

陸前高田を車窓から

BRTで気仙沼駅を出て、大船渡へ。
しばらくすると海岸が見えてきた。
陸側のシートに座っていたので、止まったバス停の近くに大きな船があるのが見えた。
なぜ陸にこんな大きな船が?!と思ったら、
そういえば津波で押し上げられた船を解体するというニュースがあったような。。。
 
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海岸線を走っていると、道沿いの海側は漁船などがみえてくるけど、山側はなにもない。
コンクリートの土台がところどころ、コンクリートとコンクリートの間の土の部分を雑草が埋めている。
不思議な景色だった。
バスを乗り降りする人はいるけど、町がない。
 
しばらくいくと、奇跡の一本松が海側に見えてきた。
造成中の土地のなかに1本だけひょろりと松があったのでたぶんそう。
一本松を過ぎたすぐ後のバスの停留所の名前が「奇跡の一本松」だった。
若いお兄さんが一人降りたが、周りは草ぼうぼうでなにもなく、彼はどこに行くんだろう。。。
 
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陸前高田を車窓に見ながら海岸から山に目をやると、
海岸は船が見えるので、きっと漁業が復活しているのか。
海岸から中腹までの段々になっている広い土地は更地で、重機が入って宅地造成中。
もともと宅地だった場所なのか、田畑だった場所なのかはもはやわからない。
そしてその先の山側に被災を逃れた住宅があり、
(バスで山側に入ってわかったが)そのもっと山側に、山を切り開いて建てられた仮設住宅がある。
 
三陸海岸を北上するに、山を越えて海沿いの土地が出てくるたびに、こういう土地構造を見た。
特にここ陸前高田は造成している土地が広かった。
 
草が生え、田んぼ道のようにみえる土地があまりに広くひろがっているので、
もともとここは田畑だけが広がる田舎の風景があって、そこを宅地造成しているようにみえるけど、
きっとそうではなかったんだよね。
まだまだ造成中で、町ができるのにはまだまだ時間がかかりそう。。。
 
2013年9月13日 気仙沼から大船渡へBRT車窓から