The dialy of my trip

近場から海外まで、旅して見たもの食べたもの感じたことを書いていきます。3年お休みしていました。古い記事もありますが、そんな時代もあったなーとみていただければ嬉しいです。

ルアンパバーンで托鉢見学

朝5:30にホテルを出て、托鉢の見学に。
お坊さんが托鉢にくるという道に出て待つこと数分。道の向うからオレンジ色の人列がみえてきました。
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ラオスは、仏教が浸透している国で、
男性は一生に一度は必ず出家するそう。
それも、3カ月とか、1年とか、ショート出家でもよいそうで。
仏教が根付いているせいか、ほんとうに悪い人はいない、と現地の友人:Kちゃんは言ってました。
たしかに、一定の規律の中でみんなが生活しているような、日本に似た心地よい感覚がありました。
 
お坊さんには近付いちゃいけない、お坊さんの目線より上にいてはいけない、との
Kちゃんのアドバイスに従って、路上にひざまづいて托鉢を見学。
 
お坊さんに托鉢物を提供する人たちは、
歩道に、長細い敷物を引き、その上の小さいお座布団の上に膝まづいて、
お坊さんの肩掛けの釜の中に、いろんなものを入れています。
見ていると、枝つきのライチ、蒸し米、袋入りのお菓子など、
いろんなものが釜のなかに入れられていて、これごっちゃになって、どうすんだろ、とKちゃんに聞いたら、
どうやら帰って仕分けして、ご飯はもう一度蒸しなおしていただくそうです。
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托鉢物をもらったお坊さんの先には、ざるやバケツを持った子供たちがいます。
お坊さんは合掌するその子供たちの入れ物の中に、
もらった托鉢物を入れていきます。托鉢物の再配分?!
お坊さんが去った後、子供たち同士、なにをもらったか、見せあいっこしているのがこどもらしいのですが、
そのあとから大人が来て、それらを全部回収していたのは、なんとも切ない光景でした。
 
ルアンパバーンの早朝の托鉢は有名ですが、
近年、観光客が増え、もともと住んでいた人たちが去って、代わりにホテルやゲストハウスが増えているため、
托鉢を提供する地元の人たちが少なくなって、お坊さんの生活も大変なんだとか。
伝統を維持することと観光産業、
両立は難しいけど、数少ないラオスの観光資源でもあり、維持してもらいたいなぁ。
 
2010/06/27 ルアンパバーン