昔から清流ではなかった柿田川

今年のＧＷは５連休、しかも天気が良いと聞き、

どっかに行かなきゃもったいない！と思ったのがＧＷ直前。

すでに良さそうな宿も足も埋まっており、地元静岡の行きたかった旅行をすることにしました。

 

清流で有名な柿田川。

三島に柿田川公園があり、そこが源流の湧きだしているところ。

じっと川底を見ていると、砂が噴き出す水で舞いあがっているのがわかります。

 

源流は第一展望台からみることができます。

ここ第一展望台におじさんがいて、突然観光客に説明をしはじめました。

 

おじさんの話によると、

昭和４０年まで、紡績工場や製紙工場が柿田川の湧水を利用し、

苛性ソーダなど廃水を垂れ流しており、ゴミの川でした。

現地の住民が工場を立ち退かせ、１０年もの間、川の掃除をして、川を蘇らせた。

そのおじさんはイギリスまで行って、柿田川を残すための方法を勉強したそうです。

いまは、柿田川の源流およびその周辺は管理団体のもので、いつまでも川を守っていくと。

 

柿田川の存在に気付いた時はすでに、清流で有名な川だったので、

そんな過去があったとは知らなかった。

おじさんたちの努力もすごい！と思うし、

川も蘇るものなんだと、やっぱり自然はすごい！と思うのでした。

 

2010/05/03　柿田川　第一展望台より