The dialy of my trip

近場から海外まで、旅して見たもの食べたもの感じたことを書いていきます。3年お休みしていました。古い記事もありますが、そんな時代もあったなーとみていただければ嬉しいです。

クバールスピアンにピクニック♪

市外で、しかもガイドブックには脅かし文句が書かれていたので、
どんなに秘境なのかとおもったら、フツーに駐車場も売店もある観光地風。
 
アンコールワットの共通入場券を入口にいる係員に見せると、
駐車場脇のトイレに入れる。トイレはこの先ないので、とても大事!
 
見晴らしの良い高原をとおって、巨石を乗り越え、
歩道の真ん中に垂れさがる枝をブランコに写真をとったり、
壁かとおもうような板状の木の根っこと写真をとったり、楽しいハイキング♪
でも、そこにある植物や石の大きさに日本じゃない!ことを感じます。
 
サンダルで山道を歩くガイドさんの後をついて、
不安定な石の上を伝って川を渡ると、滝があった。
滝遊びをしているのはみな観光客。
ここは神様が彫られた遺跡のある場所、いわば聖地なので、地元の人は遊ばないそうだ。
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滝のそばに行って、マイナスイオンをたっぷりもらって、
川から滝の上に出て、さらに先に歩きだす。
このあたりから遺跡がちらほらと出てきます。
 
ここは昔は川じゃなくって、彫刻を彫った後に川の流れが変わって彫刻が川に沈んだ、とのこと。
神様だったり、カエルだったり、リンガと呼ばれる円柱状の遺跡が川の中にたくさん広がる。
整然とならぶ川底のリンガの模様は人工的で、都会のコンクリの川を見ているよう。
 
まもなく、一番の見どころの遺跡に着く。
川の流れの脇に遺跡とリンガがある。
わかるかな、ところどころ遺跡の顔が削り取られているのが。
岩の色が褐色になっている部分がそれ。1か所だけじゃなくって、数か所あります。
柵もない山の中なので、ドロボーさんがこっそり遺跡を破壊することが時々あるそうだ。
削り取られたうちのひとつは、つい最近盗られたものなんだそう。
でも遺跡の石自体薄いので、盗ったものの、売り物にもならずたぶんボロボロになったんだろうと、
ガイドさんの推測。
こんなドロボーから遺跡を守るために、川の近くには警備員の当直小屋があるんだけどね。
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せっかくの遺跡がほんとうにもったいないことです。
大きく言えば人類の遺産、カンボジアにとっては大事な観光資源なのに。。。
 
2009年12月28日 クバールスピアン