The dialy of my trip

近場から海外まで、旅して見たもの食べたもの感じたことを書いていきます。3年お休みしていました。古い記事もありますが、そんな時代もあったなーとみていただければ嬉しいです。

アンコールトムの中心バイヨン

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バイヨンの正門、東から入る。
アンコールワットの建物は西向き、それ以外の遺跡はバイヨンを含めみんな東向き。
なぜなら神様のためのものは東向き、人のためのものは西向きとはっきりしているのだそうだ。

なので、日が逆光にならないように、アンコールワットは午後にツアーの予定が組まれる。
今回のツアーもそれにならって午前アンコールトム、午後アンコールワットだけど、
昨日夜半からの大雨でまったく関係ない。

バイヨンの正面に立つ。
この建物は中央の塔を囲んで第一回廊から第三回廊が囲んでいるんだけど、
倒壊が激しくて、遠近感がまるでわからん。
前の建物と後ろの建物の境ががれきでわからん。
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まず、入って左に進み第一回廊の壁の彫刻から見ていく。
クメール軍(シェムリアップ側)とチャンパ軍(ベトナム)の戦いの行進が描かれている。
彫刻は3段にわたって描かれており、そろぞれストーリーがあるみたい。
この彫刻の回廊ももともとは屋根があったそうだけど、
今は野ざらしざらし。砂岩に掘られているので、いつまでこの彫刻がもつのか。。。

壁の彫刻は、できればじっくりゆっくり見たい。壁には、
軍隊の行進、戦いの様子、普通の人々の生活の様子などいろんなシーンが描かれていておもしろい。
でもツアーだから全部を見れない!!!
ここはツアーじゃないほうがいいよ。(次回、絶対また来てゆーっくり見ようと心に誓う!)

第三回廊から登って中央の塔へ。
中央の塔も、それを囲む回廊にたつ塔のてっぺんには、蓮の花。
その下には4面菩薩様の顔が掘られている。
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どれも穏やかないい顔。地元の人の顔にも似ている。
前にヨーロッパに行った時に美術館の彫刻の顔が外歩いている人の顔にそっくりだと思ったけど、
やっぱりそういうものだよね、地元の人の遺跡だもん。

とにかく建物の倒壊が激しい。
世界遺産にもなったので、遺跡保護のためにお金もでているし、
各国の協力で(もちろん日本も)修復作業はすすんでいる。
けど、アンコールの遺跡は300近くもあって、
全部いっぺんには出来ないので、おおどころから着手しているそうだ。
次の日も遺跡観光をしたが、倒れかける壁をつっかい棒で支るだけ、そんな遺跡がたくさんあった。
まだつっかえ棒があればいいほう、倒壊するまま放置されているほうが多かった。

国でどうするってのもままならなそうだし、どうにかならんのかね。。。

2009/09/30 バイヨン