The dialy of my trip

近場から海外まで、旅して見たもの食べたもの感じたことを書いていきます。3年お休みしていました。古い記事もありますが、そんな時代もあったなーとみていただければ嬉しいです。

でかい。縄文杉だ!

縄文杉まで●●メートル、なんて看板が出ているわけじゃないから、
あとどのくらいでつくんだろう?と頭の中はそればっかり。
そろそろ足も疲れてきたぞ。

てくてく歩いていたら、目の前に魚がいた。
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魚が口をあけているよう。
目の部分は枝が朽ちてなくなったもの。

道すがら朽ちた倒木でガイドさんが説明してくれた。
木の枝は、幹に牛の角が刺さるようにして生えている。
木が倒れて幹が朽ち始めると、枝の部分が牛の角の形状でごそっと抜け、穴があく。
木板の丸く見える節は、この牛の角が輪切りになって表れてたもの。
木の枝ってそんなふうに生えてたんだと初めて知った。すごいね。

魚のうしろにはシカがいた。
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じっと見ていて目があっても全然逃げない。
人間を気にすることなく、むしゃむしゃと何かを食べ続けていた。

てくてくてくてくてくてくてく。
水場の横に木の階段とデッキのようなものが見えてきた。
ここかー!
木の階段を上ると目の前に縄文杉が。
周囲16メートル強の屋久杉がいた。大きい~!
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残念ながら、縄文杉に近寄って触ることはできない。デッキの上から眺めるだけ。
5~10メートルくらい離れているけど、その大きさはここからでも十分。
この木をみんな見たくて片道11キロを歩いてくるんだ。
苦労してくるかいはある、と思う。

樹齢3000年から7000年だそうだ。ぶっちゃけ、正確にはわかんないらしい。
3000年だとしても、人の人生何回分?
人間がここにこの木があることすら、まったく知らない時からずっとずっとこの場所で、
風雪しのいで生きていたんだと思うとすごくない?
江戸時代の伐採から逃れたのは、きっとまっすぐな木じゃなかったから。木材として使いづらいしね。
運の良さもあり、加えて倒れずにここまで生きているのはすごいと思う。
自分が死んでも、この先また何百年、何千年とこの木が生き続け、
未来の日本人がまたこの木を見てるんだろうな。

2009/04/30 15:30 縄文杉