The dialy of my trip

近場から海外まで、旅して見たもの食べたもの感じたことを書いていきます。3年お休みしていました。古い記事もありますが、そんな時代もあったなーとみていただければ嬉しいです。

お昼ごはんだー!ウィルソン杉まで

大株歩道入口は標高900mくらい。
縄文杉は1300mにある。
ここから距離は短いけれど、これだけ登んなきゃいけないってことは・・・。
そう、急な山道になるってこと。

「お昼ごはんはウィルソン杉で!」と目標を定めて登り始めた。
いままでは平坦なトロッコ道で、道幅も広く歩きやすかったけど、
ここからは、狭い岩の狭間だったり、木の根の隙間を歩いたり。
木の根っこはなるべく踏まないように。生きている木だからね。
あと滑ったり、足をねじったりしないように自分にも気をつけて。
さっきまで周りの緑を見ながら歩いていたのに、いまはその余裕がない。
とにかく木に、自分に、安全に登ることでいっぱいいっぱい。

そんなこんなで必死に登ること10数分。
おじいちゃん杉が目の前に現れた。その名も翁杉。
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おじいちゃんの白いひげのような木の根が幾本も木肌をつたう。
木肌は緑のコケでびっちり埋められて、村の長老のような、おじいちゃんの風格。
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ガイドのKさん曰く「じかに触れられる大きな縄文杉はこの翁杉だけですよ」
そんなら!と、翁杉を両手で抱き締めて、顔をつけるとひんやり気持ちいいい♪
そうそう、私はコケ好きなのです。コケってふわふわしっとりしていて手触りいでしょ。

翁杉でしばし休憩。
再び歩き出し、川沿いをずんずん歩く。
岩や木の根だらけで足元が悪いので下を見て歩く歩く。
しばらくすると行く先に人だかり。なんだろう?
そう、そこがウィルソン杉でした。
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トトロの家のような大きな木の根っこ。
これも江戸時代に切られ、根っこだけ残ったもの。
中に入ると上が抜けていて、根っこの上の杉の子や周りの杉の木がみえる。
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大人が何人も入れる広さ。すごい、これ木の根っこの中だからね。

一通りウィルソン株を楽しんで、お待ちかねのお昼ごはん。
たくさん歩いたあとのお弁当はとっても美味しいのだ。もちろん完食!
そして「今晩の夕飯はなに?」と、ガイドKさんに聞いたら、
「えっ、言っちゃってもいいんですか?」なんて返されたから、聞くのがもったいなくなって聞けない。
これからがんばる糧に、楽しみにとっておこう。

2009/04/30 13:00 ウィルソン株