The dialy of my trip

近場から海外まで、旅して見たもの食べたもの感じたことを書いていきます。3年お休みしていました。古い記事もありますが、そんな時代もあったなーとみていただければ嬉しいです。

小杉谷集落跡まで

ロッコ道は延々続く。
↓途中、右手に愛子岳が見えると教えてくれた。
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愛子岳は、「愛子」として焼酎の名前にもなっている。
それまではあんまり売れなかった焼酎も、愛子さまのお誕生で今やがんがん売れているそうだ。
愛子岳に登るには往復5時間、ただし上級者向けの山なんだそうだ。

↓低地での道すがらよく目にしたのがこの「マムシ草」。
紫の筒状の、花のように見える上の部分がマムシが口をあけているように見える。
中には白い棒状のものがあって、水芭蕉の変形のような感じ。
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↓小杉谷集落跡へわたる川。
この巨石はいったいどこからきたんだろうか。
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橋を渡るとすぐに小学校跡がある。
↓かつて運動場だったところには、舞ってきた種から杉の子がいっぱい生えている。
奥の石積みのうえに校舎があったそう。
この杉の子がまた何百年、何千年もたつと縄文杉となり、
ここに学校があったことすら分からなくなるんだろうな。
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ここ小杉谷で休憩。
昭和45年まで集落があって、それまで戦後の復興のためにたくさんの杉が切り出されていたそうだ。
ロッコ道もその当時、切りだした木を運ぶのに使われ、また小杉谷に住む住民の安房への足にもなっていた。

ツアーのガイドさんはKさんともう一人Оくんという研修生がついた。
なので、実質ガイドさん2人。私たちお客2人なので、マンツーマンなのだ。
Оくんは屋久島地元の人で、ツアー中に地元の話をよくしてくれた。
たとえば。
Оくん「ウミガメの卵って食べたことあります?」
全員「ないよー!!!!」
Оくん「あれ、ゆでても固まらないんですよ~。だから生で食べるんですけど、
    白身がじゃりじゃりしていて砂が入ってるみたいなんですよね~」
私たちの感覚からするとウミガメは保護されていて卵食べるなんてとんでもない!と思うけど、
ウミガメの卵を食べるのは屋久島の食文化。
島の人たちに言わせれば、外から勝手に来て、勝手に保護して、なんなの?ってとこもあるらしい。

小学校跡の入り口にヤマメの放流の記念碑?があるが、
これもОくん曰く、「なんかここでヤマメ釣りたいなっていった偉いさんがヤマメ放っただけですよ~」
全員「それだけ~?!」

ってな具合に、ベテランガイドさん&地元の若者との楽しいツアーの始まりでした。

2009/04/30 8:30 小杉谷集落跡