The dialy of my trip

近場から海外まで、旅して見たもの食べたもの感じたことを書いていきます。3年お休みしていました。古い記事もありますが、そんな時代もあったなーとみていただければ嬉しいです。

発展途上の石見銀山

坑道から下りてくると、民家の並ぶ街並みに入る。
昔の町並みを保存するために、改築中の御屋敷がところどころあったり、
観光地に向けての準備がいまだ続いている。
中にはこんなきれいな民家も。

イメージ 1


いままでフツーの田舎町だったのが、急に観光地になってしまって、
観光客を受け入れる体制がまだ整っていない、発展途上中の観光地という印象。

お土産やさん、食事処がすくないので、ちょっとしたお店も大繁盛している。
観光客はやってきた思い出になにかを買って帰りたいし、
地元のおいしいものを食べたい!
意地悪なことを言えば、ここではなにを売っても売れるんじゃないかと思うほど、
需要に対し供給が追い付いていないと思う。

イメージ 2


とはいえ、町並みを整えるために、銀行もこんな感じ。
いい感じなんだけど、セキュリティは大丈夫?

イメージ 3


道の両脇には、役人の屋敷、商人の屋敷が民家の中に混じって並ぶ。
一番すごい!お屋敷は造り酒屋だった熊谷家。
とにかくお屋敷が大きい。
たくさんの食器や生活用品から、そのお金持ちぶりに圧倒されます。
酒好きとしては、この造り酒屋さん、今はどうしちゃったんだろ、と気になるんだけど。

イメージ 4


日本の世界遺産が増えたことはうれしいことだけど、
ここが世界遺産になってはたしてよかったんだろうか?
人の住まなくなって、倒壊しかけの家屋も少なくなく、
観光客を迎えるための設備も人も多くなく、
地元の人の負担が結構おおきのでは、と思ってしまう。

ちょっと切なくなる世界遺産でした。

2008/10/11 大森