石の広場の大和殿
故宮の中央に位置していて、即位詔書の宣布、皇帝の結婚式など大きなイベントに使われた。
建物の前には石のブロックを敷き詰めた広場があり、
前にＴＶ番組で、この石のブロック、表面だけじゃなくって、地下何メートルから積まれているそうだ。
なんでも、地下からの侵略者に備えるためだったんだと。
そういえば、大和殿の奥にある皇帝が生活していた建物では、
皇帝の寝台は２７つあって、暗殺防止のために毎日寝台を変えていたとも。
これだけの建物と何千人もの家来に囲まれていても、
「殺される」ってことがリアルだった時代だったのね。
石のレンガは欠けていたり、割れていたり、磨り減っていたり、時代の流れを感じさせる。
ここに皇帝が住んでいたころは、キレイな石の広場だったんだろうな、
皇帝の即位式とか、皇族や家来たちが居並び、海外の賓客が来たり。
その光景、見て見たいなぁ。
（下の写真は改装前の大和殿（３年前のもの））
2007/06/10 故宮
