お習字おじさんからの歓迎
若い兄ちゃんが、スポンジでできた大きな筆を使って石に漢字を書いていて、
それをみんなが見ていたというわけ。
兄ちゃんの横には師匠らしいおじさんがいて、
(中国語だからわかんないけど、)書き方をそのにいちゃんに教えている模様。
漢字は日本人の私もわかるもんね~、とずっと見ていたら、
兄ちゃんはどうやら通りすがりの兄ちゃんで、とっとと去り、
師匠が私に声をかけてきた。
しかし、中国語、なにを言っているのかさっぱりわからず、
得意の「私は日本人です」と師匠に言うと、
ささっと、石に漢字を書きはじめた。
「日本国来客 龍飛鳳舞」
と達筆な字で。
たぶん、歓迎の意味を表してくれたんじゃなかろうか、
とってもうれしかった。漢字のわかる民族でよかった~(T_T)
師匠、私になんか書けといって筆を差し出してくれたけど、
小学校6年までお習字教室に行ってただけのお粗末な字はさすがに書けんかった。
言葉はわからないけど、師匠の気持ちがうれしかった。
2007/06/10 什刹海公園入り口
公園を後にして、バス停でバスを待っていると、
師匠が前のカゴに筆入れて、チャリで帰っていくのを見た。
公園でお習字教えるの、師匠のライフワークなのね、いいなぁ、こういうのって。