The dialy of my trip

近場から海外まで、旅して見たもの食べたもの感じたことを書いていきます。3年お休みしていました。古い記事もありますが、そんな時代もあったなーとみていただければ嬉しいです。

初めての修二会に来てみた

修二会は3月1日から14日まで2週間もやっていると知ったのは数年前。
一度見てみたいとおもって調べたら、なんだ12日だけじゃないんだ。と思い、
今年とうとうやってきた。
今日は3月2日、19時から修二会が行われるという情報を仕入れて。
 
三条通りにあるホテルフジタをまだ早いかな~と思いつつ、
17時半前に出て、三条通りを歩いて一の鳥居で左折、東大寺の南大門が見えてきます。
あたりは薄暗くなりつつあり、シカをかき分け、ずんずん進みます。
池の手前で右に入る道の先が二月堂。もうここまで来ると結構暗い。
 
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両側に杉の木が高くそびえているために、特にこの歩道が暗くなります。
結構距離があり、進むうちに街灯の明かりを頼って歩いているようになっていました。
 
二月堂につくとすでに人だかり。
でもみなさん、ゆったりと間を開けて立っているので、ずうずうしくもかき分けかき分け先に進むと、
二月堂の欄干?テラス?が見渡せる場所にポジションを取れました。人と人の間はゆったりしています。
 
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ここで18時半前。なんだかんだとここまで来るのに1時間かかりました。
別に待たされたわけでも、行列になったわけでもないので、ホテルを早く出過ぎたわけでもなかったようです。
 
奈良警察、消防署の注意が拡声器でながながと話され、東大寺のお坊さんの説明を聞き、19時を待つ。
19時まで30分。長いようでアッと今の30分。
19時になると、照明がすべて消され、二月堂のぼんぼりの明かりだけになりました。
 
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二月堂の向かって左にある屋根つきの回廊から松明が1本1本火がついたまま上に運ばれ、
欄干の左端に火が見えたと思うと、右端まで松明を回して火の粉をまき散らしながら、また運ばれます。
一番右側まで来ると、松明の火を大きく振って振り落して、終わり。
そして次の松明がまた左側に見えてくるという順番です。
下の写真は、ぶれちゃってますが、
左に回廊を上る松明が見え、すでに運ばれて右端で高々と持ち上げ上げられて、松明を振り落すのが見えます。
 
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この日3日は、計10本の松明が運ばれ、20分くらいで法会は終わりました。
SHOWのように見えちゃいますが、れっきとした宗教儀式。
752年から一度も絶えることなく、1262回目だそうです。すごいね。
 
今日の法会が終わったあと、焦げた松明の杉を拾っている人もいました。お守りがわりなのでしょうか。
終わったあと、すぐそばの茶屋で甘酒飲みました。
さすがに、約1時間のたちってぱなしは寒かった!でも、通しで見れてよかった。
ホテルの方曰く、本当に混んでいるときは、二月堂の前に行けず、
より多くの人に見てもらために、止まらずに歩いて見るときもあると聞いていたので、
一部始終を同じ場所で見ることができてよかった!!
 
2013年3月2日 東大寺二月堂