The dialy of my trip

近場から海外まで、旅して見たもの食べたもの感じたことを書いていきます。3年お休みしていました。古い記事もありますが、そんな時代もあったなーとみていただければ嬉しいです。

薬師寺 竜宮城を思わせる美しさ

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殆どの建物が昭和に入って復元されたもの。
金堂、中門、回廊、どれも色鮮やかで綺麗。そりゃ、昭和に復元されたんならねぇ。。
でも、金堂(上の写真)の壮麗さは見事。創建当時はすべてがこんなに鮮やかだったんだなぁ。

昨日今日とお寺めぐりをしてきて、鎌倉時代や江戸時代に再建されたものが結構あった。
創建当時のままじゃないけど、それなりに時代を経て、色あせ、時代物になって、
古びてること=お寺の価値と思っていたとこがあったかも。
昭和のこの復元も、あと200年、300年、500年、、、もっと経てば、
未来の人の目には、また古びたお寺になってるんだろうなぁ。
傷んだら修復し、目にも鮮やかな建物になって、後世に残す。
こんな作業がもう1000年以上も繰り返されてきたんだぁ、と思うと胸が熱くなった。
日本の遺産を未来の日本人にのこす、ってその時代にはなんの得にもならないのに。
「こんな新しいお寺、偽ものぽくって”ちっ”」と思ってたけど、そうじゃないんだわ~。

下の写真は、創建当時よりのこる東塔の屋根。
大きな3つの屋根とそれぞれの屋根の下に3つの裳階(もこし)があって六重塔に見えがちだけど、
屋根だけをカウントするので三重塔。見事でしょう!!

2007/04/29 薬師寺