薬師寺 竜宮城を思わせる美しさ
金堂、中門、回廊、どれも色鮮やかで綺麗。そりゃ、昭和に復元されたんならねぇ。。
でも、金堂(上の写真)の壮麗さは見事。創建当時はすべてがこんなに鮮やかだったんだなぁ。
昨日今日とお寺めぐりをしてきて、鎌倉時代や江戸時代に再建されたものが結構あった。
創建当時のままじゃないけど、それなりに時代を経て、色あせ、時代物になって、
古びてること=お寺の価値と思っていたとこがあったかも。
昭和のこの復元も、あと200年、300年、500年、、、もっと経てば、
未来の人の目には、また古びたお寺になってるんだろうなぁ。
傷んだら修復し、目にも鮮やかな建物になって、後世に残す。
こんな作業がもう1000年以上も繰り返されてきたんだぁ、と思うと胸が熱くなった。
日本の遺産を未来の日本人にのこす、ってその時代にはなんの得にもならないのに。
「こんな新しいお寺、偽ものぽくって”ちっ”」と思ってたけど、そうじゃないんだわ~。
下の写真は、創建当時よりのこる東塔の屋根。
大きな3つの屋根とそれぞれの屋根の下に3つの裳階(もこし)があって六重塔に見えがちだけど、
屋根だけをカウントするので三重塔。見事でしょう!!
2007/04/29 薬師寺